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トピックス 〜P2Mの先進性と発展について〜
vol.2 「大学教育現場におけるP2Mの応用」
千葉工業大学社会システム科学部 西尾 雅年
P2Mへの出会いは今から4年前、小原先生から当時のPMCC(プロジェクトマネジメント資格認定センター)のプロジェクトマネジメントコンピテンス分科会への参加の誘いを受けてからである。同分科会に参加している途半ば、あるとき突然P2Mの価値と可能性に目が開かれて、それ以来P2Mへの関心は急に高まっていったことを記憶している。
日本発信のPM知識体系であるP2Mは単なるPM知識に止まらず、取り組み次第では日本再生の武器にもなり得ると思っている。
すでに「大学教育現場におけるP2Mの応用」と題してP2M学会記念論文集創刊号の中でも紹介したが、大学にも多くのP2Mを生かす機会があるように思われる。最も大きな応用可能性は大学改革に適用することであると思っているが、これは残念ながら大きな壁を感じている。
小さいところからと自ら担当する授業をプログラムとみなし、P2Mのコンセプトを極力生かすところから取り組んでいる。
第1回の春季研究発表大会にも「P2Mに基づく教育プロジェクト事例」と題して、学生主体の教育プロジェクトデザイン事例を発表した。
これからも若い学生にP2Mを学び、実践するする機会を与え、P2Mの発展に貢献したいと思っている。
vol.1 「P2Mによるマネジメント・コントロール」
明治大学経営学部 鈴木 研一
マネジメント・コントロールとは、「組織の戦略を実行するために、上位のマネジャーが下位のマネジャーに影響を与えるプロセス」である。これまで、方針管理や予算管理がマネジメント・コントロールを担ってきた。しかし、グローバル化やIT革命の進展によって環境変化が加速化する中で、これらの限界が指摘されるようなり、今、それを乗り越える仕組みとしてP2Mへの注目が集まっている。この背景には、P2Mが、戦略が求める変革に向けての組織的行動を引きだす先進性を有すると考えられていることがある。その際立った先進性は、戦略遂行プロジェクトを全体として捉えるプログラム統合マネジメントに見いだすことができる。具体的には、全体使命からプロジェクト生成への展開を促すプロファイリングマネジメントやプログラム戦略マネジメント、アーキテクチャマネジメント、ともすれば組織における利害対立の中で孤立する戦略遂行プロジェクトチームの内発的意欲や創発的学習を促すプラットフォームマネジメント、そして、プロジェクト統廃合をとおして刻々と変わる環境変化への柔軟な対応を促すプログラムライフサイクルマネジメントなどである。今後、P2Mは、様々領域において適応されていくと考えられるが、変革に向けての戦略遂行のためのマネジメント・コントロールの仕組みの中核として発展することは間違いない。
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