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吉田邦夫 著 「クリーンエネルギー社会のおはなし」
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「クリーンエネルギー社会のおはなし」
吉田邦夫著 日本規格協会 2008年3月
持続可能な発展や地球温暖化問題が、メディアで報じられている。その本質は本著のタイトルが象徴するように、エネルギーと社会の関係を理解することである。問題取り組みへの第一歩は、われわれ自身が、エネルギーに関する基本知識を正確に理解し、意識を変えることに尽きる。例えば、クリーンエネルギーとして想起するのは、温暖化ガスを排出しない太陽光、風力、水力を利用した発電や熱利用を常識で持っている。しかし、この自然エネルギーだけでは、社会需要に対して圧倒的に供給力が不足する事実をデータで理解せねばならない。また、最近では自動車やパソコンに燃料電池利用が期待され水素社会の到来を期待する見解もある。水素は究極のクリーンエネルギーだが、その実現性ハードルは高い。本著では_2015年に石油消費ゼロを目標に水素社会を志したアイスランドの事例も紹介されているが、好条件に恵まれた環境でも遅れが指摘されている。現代の石油社会からクリーン社会に転換するには、自然エネルギーに加えて、石炭、天然ガス、原子力、水素にまで範囲を広げて「石油代替エネルギー」のコンセプトを取り入れて、低炭素化社会に向けた技術革新、経済性、適用性、実現性などロードマップを全体包括的に考えねばならない。本著の推薦理由を挙げれば、基盤知識の教示、最新利用領域の紹介、豊富なデータ、正確で平易な説明で説得力がある。さすがにエネルギー領域の第一人者の執筆である。学会でも循環型社会、Sustainability、Socialityに関する革新、開発のプロジェクトやプログラムマネジメント研究が盛んであるが、会員への一読をお勧めする。
(推薦者 小原重信)
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ご注文先
日本規格協会 出版サービス第一課 (担当:石垣様)
ファックス 03−3583−0462
価格 1680円(税込) 送料400円 |
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